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名城大学×奈良県山添村 持続可能な地域づくりを考えるプログラム最終報告会

本学社会連携センターと奈良県奥大和移住・交流推進室は、地域の魅力と持続可能な地域づくりを現場で学び、地域と自分の関わり方を考える関係人口創出プログラム「山添村ローカルベンチャーラボ“ヤマラボ”」を共同実施し、9月29日、山添村の野村栄作村長らを迎え、参加学生9人による最終報告会を実施しました。
本プログラムは2022年6月にスタートし、学生たちは数回、山添村を訪れ、現地の方々と交流し地域の隠れた資源を見つけ、自分の興味関心と地域づくりとの接点を考えながら、検討を重ねました。

学生視点でアイデアを提案

コメンテーターを務めた古井さん
コメンテーターを務めた古井さん
挨拶する野村村長
挨拶する野村村長

平山龍希さん(経営学部4年)は山添村で出会った方の想いに共感し、オートキャンプ場での日帰りや宿泊のプランを提案。「竹細工やアユ釣りなどの体験の他、貸し切りで自由に楽しめるように考えた。また地元のおじいちゃん、おばあちゃんの朝食を食べられるなど、非日常を感じられるようなプランにしました」と話し、コメンテーターを務めた東海若手起業塾の古井千景事務局長は「思いは素敵。どんな人に来てほしいかターゲットをより明確にするといいのでは」とアドバイスしました。また大嶋唯花さん(理工学部4年)は、最近山添村で古民家を借りた女性との出会いをきっかけに、村民と村民以外の共同で行う古民家のリノベーションを提案しました。「地元以外の方がリノベーションの施工に関わることで関係人口の増加につながる。そこに置く家具の設計は愛知で、製作は山添村でなど、関わり方の工夫もできる。この取り組みを促進するために、古民家リノベーションのモデルルームを作れれば」と話しました。

コメンテーターの古井さんは「このようなプログラムに参加できたことに感謝を忘れないでほしい。今後も良い関係を続けながら、次の展開を楽しみにしています」と挨拶し、野村村長は「この3~4か月でよく調べ、考えてくれたことに感謝したい。村に足を運んでくれることで、新たな発見があると思う。これからも関係を継続して、発信もしてほしい」と締めくくりしました。

学生たちのマイプロジェクトは今後も継続する予定です。

アルバムの形で情報発信を提案する渡邉もえさん(法学部4年)
アルバムの形で情報発信を提案する渡邉もえさん(法学部4年)
野村村長から質問を受ける大嶋さん
野村村長から質問を受ける大嶋さん