SDGs学生団体が「有松絞り」による古着アップサイクルイベントを開催
不要になった古着を「有松絞り」でおしゃれにリメイク
本学の学生団体が10月1日(土)、有松の染色会社「早恒染色」とともに「有松絞り」の伝統技法を生かした古着のアップサイクル体験イベントを実施しました。
今回イベントを企画したのは、「SDGs 活動をしている団体を情報発信や団体同士の架け橋となって支援する『smash』」と、「行き場をなくした服から新たな価値を作り出すアップサイクルプロジェクトに取り組む『トップリーフ』」の2団体。
若い世代に伝統文化の魅力を知ってもらいながら、興味関心が高いファッションを絡めてSDGsをより身近に感じてもらいたいと企画・プロモーションを『smash』が担当。
イベントに使用される古着は『トップリーフ』が大学内で集めたものを使用し、染色に使用されなくなった染料を早恒染色が提供しています。
自分の使わなくなった古着を、染色職人から指導を受けながら好きなデザインにリメイク。楽しみながらアップサイクルを実践できるということもあって、当日は予定枠を超えて大盛況となりました。
染め上がった古着に驚きの声
イベントに参加した学生からは「名前は聞いたことがあるけど、『有松絞り』がどんなものか初めて知りました。ち密な作業で作られた職人さんの作品に圧倒されました」。また、「染めている間はどんな柄になるのかまったく想像がつかないので、とてもワクワクしました。思いもよらない素敵な仕上がりになって感動しました!」と、友人同士染め上がった古着を見せ合い、家族で参加したお子さんは「楽しかった、楽しかった、楽しかったーー!」と目を輝かせていました。
参加者の喜ぶ顔が見られてうれしい
今回企画を練り、集客などで中心的役割を担った茂利麻衣さん(経営学部3年・smash代表)は「多くの方の協力で成功できました。チームで仕事を進める際、意見を集約させながら物事を決めていくことは、本当に良い学びになりました。大変だなと思う時もありましたが、嫌だと感じることが一度もなく、準備期間から当日まで本当に楽しかったです。参加者の楽しそうに喜ぶ顔が見られて、うれしくて泣きそうです」と胸を熱くしていました。
また、各方面との折衝を担当した大嶺光輝さん(トップリーフ前代表)は「有松の町並み、伝統、文化に興味のある人たちが集まる中、自分たちのアップサイクル活動を知ってもらえる機会をいただき有難いです。また、今回のようなライトなイベントを通じて、有松の素晴らしい染色や技術が、若い世代の人たちにも認知されるきっかけになると嬉しいです」と語ってくれました。