第5回「DONUTS」を「誰もがヴィーガンを選択できる社会をつくる」テーマで開催
社会課題に挑む学生起業家のコミュニティづくりを目的とした本学社会連携センターの連続セミナー「DONUTS(ドーナツ)」が11月18日、天白キャンパスの企業活動拠点・ものづくりスペース「M-STUDIO」で「誰もがヴィーガンを選択できる社会をつくる」をテーマに開催されました。第5回目になる今回は、会場とオンラインで名城大生をはじめ近隣の大学生や高校生ら20人が参加しました。
"Hello Vegan!"(ハローヴィーガン)な社会を目指して
今回の登壇者である工藤柊さんは高校3年生から環境問題や動物倫理の観点から、卵や乳製品を含む、動物性食品をいっさい口にしない完全菜食主義のヴィーガン生活を始め、現在も実践しています。誰もがヴィーガンを選択できる"Hello Vegan!"(ハローヴィーガン)な社会を実現するため、大学食堂への対応メニュー導入活動や、神戸ヴィーガンカフェ店長を経て、2020年4月株式会社ブイクックを設立。ヴィーガン商品専門ネットスーパー「ブイクックスーパー」や、ヴィーガンレシピ投稿サイト「ブイクック」を運営しています。
「ブイクック」にはヴィーガン料理に特化したレシピやヴィーガンの商品情報が掲載されており、工藤さんは、このサイトによりヴィーガンの人たちの食卓をより豊かにしていきたいと考えています。
会場の参加者からの今後の展開についての質問に対し、工藤さんは「地球温暖化のことを考えると、現在はまだヴィーガン人口は少なく、増やさなければならない。気軽にヴィーガンを始めたい人のため、周囲の理解者を増やす環境整備をしていかなければならないと考えている」と答えました。
「公開メンタリング」も実施
工藤さんのお話の後には、参加者の起業に関する課題を提示し、登壇者との対話する「公開メンタリング」も行われました。今回は「baseball5のプロチームを名古屋に作り、性別差を感じない社会を作りたい。そのために事業として行うためにはどうしたらよいか」について熱い議論が交わされました。
今後のDONUTSの開催内容は以下になります。ぜひ、ご参加ください。
社会課題に挑む学生起業家向けプログラム 「DONUTS(ドーナツ)」を開始しました!