池上彰教授が「学び」についてオンライン講演会を実施
池上彰教授が「学び」についてオンライン講演会を実施
9月25日(金)、本学が推進する「生涯学びを楽しむ」社会を実現する取組の1つである名城大学公開講座の今年度の開講を記念し、本学の池上彰教授によるZoomミーティングを利用したオンライン講演会が開催されました。
テーマは「先を読め。世界を見よ。~先行き不透明な時代のビジネスパーソンの学びとは~」。名城生・他大学生、ビジネスパーソン、教育関係者ら幅広い職業の方が全国から参加、当初の定員を大幅に超える約200人がオンライン上に一堂に会しました。
冒頭に社会連携センター長の加藤雅士教授からあいさつがあり、次に池上教授から1時間の講演がありました。その中で、新型コロナの感染拡大による急速なIT化、働き方改革の進展など、近未来が強制的に訪れていると解説。この変化への対応を考えることが必要であり、そのためには過去から学ぶことが大切であると説明し、100年前に流行したスペイン風邪など過去の感染症の際の社会の動きを例に歴史を勉強することの重要性を説きました。
続けて「教養は様々な知識の運用力」だと話し、インターネットで情報収集が簡単になった現代は、ニュースの発信元や根拠、価値の有無を見極めること、知識を有機的に結び付けること、幅広い知識をつけること、社会人になっても学び続けることが重要であるとアドバイスを送りました。
最後に、私たちは新たな文化を築くことができる時代にいる。その観点を持つためには学びが必要であり、学ぶことで危機から脱することができると締めくくりました。
講演会後に参加者同士ブレイクアウトルームに分かれて感想のシェアを行った後、池上教授への質疑応答ではアメリカ大統領選挙の動向、今後の教育の在り方、プレゼンテーションのテクニックなど多岐にわたる質問が寄せられ大盛況のまま幕を閉じました。
参加者からは、「歴史から学ぶという事の大切さを改めて感じた」、「知識を学ぶだけではなくて有機的につなげ運用する力を身に付けたい」という声や、「先生の話を聴くだけではなく考える場があるのはよかった」という声がありました。
今年度の公開講座は新型コロナウィルスの影響により、すべてオンラインで実施します。10月21日(水)の理工学部建築学科谷田真准教授の講義を皮切りに来年1月まで続きますので奮って応募してください。
講座の詳細や申込はこちらのホームページに順次情報を発信していきます。
https://plat.meijo-u.ac.jp/lecture/