学生起業家から学ぶ連続セミナー「DONUTS(ドーナツ)」を開催 -名古屋市ふるさと納税の「学生タウンなごや推進寄附金」で実施―
社会課題に挑む学生起業家から学ぶ連続セミナー「DONUTS(ドーナツ)」の第2回が7月1日、天白キャンパスの起業活動拠点ものづくりスペースM-STUDIOで開催され、名城大生をはじめ近隣の大学生など18人が参加しました。
本プログラムは、社会課題を解決することでサスティナブル(持続可能)な未来をつくりたい学生や学生起業家向けのインキュベーション(新事業創出や起業家育成)型連続セミナーで、さまざまな課題に立ち向かう先輩起業家との対話や同じ志を持つ同志との出会いの場を提供しています。本学卒業生の河合将樹さん(2021年経済学部卒)が代表を務める株式会社UNERIが運営を担い、計5回の開催。ゲストの事業内容や事業に至るまでの経緯などの講演の後、学生起業家ならではの悩みや事業展開での苦難、やりがいなどをモデレーターが深掘りし、参加学生から直接ゲストに質問する時間も設けられています。
山田さん「20代前半に、小さくてもまずやりたいと思うことを形に」
今回のゲストは、更年期の女性に対して個別解決策をオンラインで提供する総合プラットフォームを展開する株式会社My Fit代表取締役の山田真愛さん。山田さんは高校生の時に母親を病で亡くしたことがきっかけで、大学4年次に「個別化した健康を届ける」をビジョンに起業。個別化したプロテインを提供する事業や更年期症状を我慢し、離職する女性・鬱になる女性を救いたいと更年期症状の個別解決策を提供するサービス「MYLILY」の事業を展開しています。
講演で山田さんは、母親との別れから“人生は思っているよりも短い”と痛感し、“やりたいことを決めなくては”と思い立ち行動を始めたという。「夢とは生まれるものではなく、決意表明。早くやりたいことを決めることが大切」と語り、また起業と恋は似ているとし、どちらもFeeling、Timing、Happeningが共通点で「FeelingとTimingは自分でコントロールできるもの。意思の強さを持って、良いタイミングで行動が起こせるかが重要」と話しました。参加者からの質問も相次ぎ、現在のモチベーションを問われると、「応援してくれる方、喜んでもらった姿を見ると、起業以上に楽しいことが見当たらない。失うものがない20代前半に、小さくてもまずやりたいと思うことを形に」とアドバイスしました。
なおこのプログラムは、ふるさと納税制度を活用し、名古屋市内の大学の地域貢献事業を支援する「学生タウンなごや推進寄附金」で名城大学を指定いただきましたご寄付を原資に運営しています。主体的で前向きに取り組む学生たちへの引き続きのご支援、よろしくお願いします。
学生タウンなごや推進寄附金ーふるさと納税で名古屋市内の大学を応援します!ー
社会課題に挑む学生起業家から学ぶプログラム 「DONUTS(ドーナツ)」