NEWS

「春日井市卒業生の会」が池上教授を招いて市民講演会を主催

講演する池上教授
講演する池上教授
ヴァイオリン演奏者の大橋淑恵さん(左)と箏演奏者の笹野大栄さん
ヴァイオリン演奏者の大橋淑恵さん(左)と箏演奏者の笹野大栄さん

「名城大学春日井市卒業生の会」が主催し、本学の池上彰教授が講師を務めた春日井市民講演会が2月12日、同市民会館で開催され約900人が参加しました。

この講演会は「名城大学春日井市卒業生の会」の設立20周年記念で企画され、春日井市制80周年記念実行委員会採択事業として開催されました。オープニングコンサートでは、ヴァイオリン演奏者の大橋淑恵さんと箏演奏者の笹野大栄さんによる和と洋の楽器で奏でる「さくら」や葉加瀬太郎作曲の「エトピリカ」が披露され、会場は美しい音色に包まれました。

池上教授「米国大統領選を、日本を考えるきっかけに」

池上教授は「時代を読む-どうする日本―」と題して講演。アメリカ大統領選で注目を集めるトランプ氏について、流行したビジネス書のタイトル「もしドラ」と、“もしもトランプ氏が大統領になったら”を文字って「もしトラ」と言い始めたことを紹介。トランプ氏が米国内産業を守るため関税の引き上げや在韓米軍の撤退、移民の国外退去など、政策の大転換を検討しているとし、「再び大統領になったら、世界が大混乱に陥る」と警鐘を鳴らしました。またそれらの政策が実行された場合の世界への影響を、歴史や宗教的な背景を交えて分かりやすく解説しました。池上教授は「世界はつながっている。この大統領選を通して、日本のことを考える良いきっかけにもなる。何歳になっても学び続ける姿勢が大切」と聴衆に呼び掛けました。

熱心に聞き入る参加者たち
熱心に聞き入る参加者たち
講演会終了後、花束を受け取る池上教授
講演会終了後、花束を受け取る池上教授