天白キャンパスで連携講座「子ども大学にっしん」を開催 小学生12人が参加
3Dプリンターを使ったものづくり 「M-STUDIO」で体験
本学と日進市の連携講座「子ども大学にっしん」が8月26日、天白キャンパス・タワー75の起業活動拠点ものづくりスペースM-STUDIOで開催されました。テーマは「3Dプリンターを使ったものづくりを体験しよう!」で、理工学部メカトロニクス工学科の大原賢一教授が講師を務めました。
本学は日進市と連携協力に関する協定を締結しており、協定に基づき2016年度から「子ども大学にっしん」を開催しています。今回は3Dプリンターを使ったものづくり体験と本学の最新のロボット研究を学べるプログラムを企画し、日進市内在住・在学の小学4年生から6年生までの12人が参加。大原教授の研究室の院生と学生3人がサポートしました。
「ロボットを作る最初の一歩を体験してください」と大原教授
初めに大原教授が、自ら研究・開発してきたロボットを写真や動画で紹介。虫のように壁を移動するロボットや本を片付けてくれるロボット、コンビニやレストランで活躍するロボットといった人の代わりに役立つロボットなどを挙げると、子どもたちは興味深そうに見入っていました。
続いて、大原教授が「ロボットを作る最初の一歩を体験してもらいます」と呼びかけ、Fusion360という3D CADソフトを使ってパソコンでペン立てを製図するものづくり体験に入りました。大原教授に教えてもらったり、院生や学生に手伝ってもらったりしながら、子どもたちはまず正方形を描き、それを立体にして、さらにペンを立てる穴を開けるといった工程をこなしていき、図面を完成させました。
この日参加者が設計した図面を実際に3Dプリンターで出力するにはかなりの時間がかかるため、製図したものと同様のペン立てを事前に出力しておいて、子どもたちに提供。イニシャルやギアなどの飾りも手渡し、自宅に帰ってから自分だけのオリジナルのペン立てを完成させてもらうことにしました。
参加者は日ごろはタブレットを使っているためか、「マウスやキーボードは使っていないので、パソコンの操作が難しかった」との声もありましたが、「難しかったことが、逆におもしろかった」との感想も。「先生が優しく対応してくれて楽しむことができました」との声も多く、夏休みの貴重な体験になったようでした。