外国語学部の西尾ゼミ生がオンラインで公開講座 刈谷市の親子らに英語の絵本を読み聞かせ
親子36組が対面かZoomで参加
本学は、刈谷市教育委員会との協定に基づき、同市との共催で大学連携公開講座を実施しています。2020年度は、本学社会連携事業として、2月23日、刈谷市総合文化センターで、外国語学部の西尾由里教授(英語音声学)ゼミの3年生12人が、乳幼児から小学生までの幅広い子供たちと保護者を対象に「親子で楽しむ英語絵本読み聞かせ講座」を開催しました。
今回は刈谷市の公開講座では初めて、双方向オンライン(Zoom)を使用し、学生はナゴヤドーム前キャンパスから、センターに集まった親子や家庭で視聴している親子に、動物が登場する絵本を読み聞かせました。
この日は、センターに9組20人、オンラインでは27組が参加。学生はBrown bear とDear Zoo という2つの絵本を読み聞かせました。読み聞かせの後、絵本に出てきた動物の絵を映して英語の動物名を当てたり、動物の鳴き声を英語で問いかけ、日本語とは違った擬音語を教えたりといったゲームを行い、Zoomのチャット機能で回答してもらう機能も駆使し、新たな形の絵本の読み聞かせとなりました。
その後、西尾教授は英語絵本読み聞かせのコツを同キャンパスから映像でミニ講義。「絵本のちょっとした英文だけで文法まで学べる」「読み聞かせをしながら、子供に何の話だと思う?と聞いて反応をみるとよい」などと手ほどきしました。質疑応答では、母親から「子供が全然聞いてくれないけれど効果はあるのか」という質問が寄せられ、西尾教授は「耳は閉じていないので聞こえている。突然興味をもつようになると思う」と答えていました。
最後に、西尾教授とゼミ生たちが画面に登場し、代表して加藤萌さんが「子供たちが英語を楽しむ方法をもっと見つけていきたい」などとあいさつ。Zoomを通しての、スライド、音楽など駆使したインタラクティブな新たな英語絵本の読み聞かせの約1時間の講座は和気あいあいと閉幕しました。
刈谷市教育委員会は、今回の講座が好評だったため、今後も実施する方向で考えています。