PLATFORUM
「中部・愛知エリアの共創を加速する〜REALIZE〜」
第二部 懇親会レポート
本学の社会連携センターが主催する、産官学連携による共創を学ぶフォーラム「PLATFORUM」。本年度は3月20日(月)、ナゴヤドーム前キャンパスにて3年ぶりとなる対面で実施しました。ゲストトークとパネルディスカッションで盛り上がった第一部の後、「中部・愛知エリアの共創のリアル」と題して懇親会を実施しました。その様子をレポートします。
フォーラムの第二部はピッチ&交流会
「PLATFORUM」第一部は、ゲストスピーカー竹林一氏、河村昌美氏、齋藤潤一氏らのゲストトーク、そして3名に加えて本学情報工学部の川澄未来子教授が登壇し、パネルディスカッションを開催。大いに盛り上がりました。第二部では、その熱を帯びたまま会場をMU GARDEN TERRACEに移し、懇親会を開催しました。
懇親会のスタートは、本学をはじめ中部・愛知エリアの若者の共創・イノベーションプロジェクトを紹介する1分間ピッチを実施。多彩な11組のチームが参加し、自分たちの活動をPRしました。ピッチ後には、参加者各々が気になるプロジェクトの展示前に集まり、質問を投げかけ、詳しい話を聞く様子が見られました。
その後の交流会では、ドリンクとスナックを片手に参加者が名刺交換をしたり、歓談したりと、思い思いに交流し、語りあう時間となりました。交流会にはゲストスピーカーの3名も参加し、学生たちと垣根なく交流する姿が印象的でした。
参加した学生たちにインタビュー
「普段なかなか会えないような方々から話を聞けるし、他の学生の課外活動についても知ることができるいい機会だと思って参加しました。印象に残っているのは、竹林さんの「起承転結」人材の話。はたして自分はどういう人材なんだろうと考えるきっかけになりました。自分は何が得意で、どんなことができるのか。これから活動する中で探求していきたいです」
理工学部 応用化学科 1年 香田彩佳
「社会の最前線で働いている方々の話を聞いて刺激をもらえたらと思って参加しました。河村さんが話していた人口動態の話にハッとさせられました。学習したことはあったし、状況はなんとなく分かっていたけれど、自分ごととしてとらえていませんでした。人口動態は一例ですが、社会の構造や仕組み、時代の流れといったことにもっと目を向けて、知識を身につけていきたいです」
情報工学部 情報工学科 1年 北川まゆ
「メンバーを募集している『ナゴファミ』の活動をピッチでアピールしました。持ち時間が1分だったので、やっていることを簡潔に説明し、活動に対する想いを伝えられるように意識しました。ピッチ後は活動に興味をもってもらい、質問してもらえたのがありがたく、あらためて自分たちの活動について考える機会となり、新しい発見がたくさんありました」
理工学部 交通機械工学科 2年 林克樹
「ゲストスピーカーの方々の話を聞いて、大人になってからも探求し続ける姿勢はかっこいいなと思いました。また、行動をしないと何も変えられないんだということもあらためて感じました。挑戦することが大事だと思うので、学生のうちにやりたいことにどんどんチャレンジして、後悔のないように過ごしたいと思います。そして、社会に出てからも挑戦し続ける人でありたいと思います」
外国語学部 国際英語学科 2年 竹中愛実莉
本学の共創へのエネルギーを表現する場
フォーラムを主催する社会連携センターの職員も懇親会に参加。学生たちの姿を見届けました。
「本フォーラムはここ2年間オンラインでの開催でした。オンライン化が進んだことで、中部エリアではなかなかお話が聞けないような方々ともつながりやすくなりました。一方で、フォーラムの場から出会いが生まれ、共創の芽を育むことはオンラインだけでは難しく、対面で開催し、交流の場として懇親会ができたことに意義があったと思います。ピッチでは、学生たちがしっかりと準備をして臨んでいる姿を見ることができました。この場からまた新たな共創へとつながっていくことを期待したいと思います」
社会連携センター課長 才木亮嗣氏
「本年度のフォーラムは、『なぜ共創が必要なのか』『意味のある共創とはなにか』といったことを立ち返って考える貴重な機会となりました。本学としては、学生の学びの場として共創をとらえるだけでなく、学生、そして大学自体が未来の担い手として、社会によいインパクトを与えられる共創を目指していきたいと思っています。そのためにも、本フォーラムは、本学の学生や教員がもっているリソースを学内外に示す場として機能し、新たな連携を生み出す原動力となっていけたらと思います」
社会連携アドバイザー 宮原知沙氏